野生キノコの安全比較

タマゴタケと毒キノコ

左から、黄色いひだと柄のタマゴタケ、白いひだと環状の基部を持つベニテングタケ、白いひだと袋状のつぼを持つタマゴタケモドキの比較標本画

最初に見るのは傘の色ではなく、傘の裏のひだ柄・根元。ただし、一つの特徴だけで食用判定はしない。

一目で覚える色の軸
タマゴタケ赤い傘 × 黄色いひだ・柄
ベニテングタケ赤い傘 × 白いひだ・柄
タマゴタケモドキ黄橙色の傘 × 白いひだ

形まで見ると、違いが立ち上がる

タマゴタケ
食用扱い

赤~橙赤色の滑らかな傘。縁に放射状の溝があり、ひだ・柄・つばは黄~橙黄色。柄にはだんだら模様、根元には白い深い袋状のつぼ。

ベニテングタケ

赤い傘に白いイボ。ひだ・柄・つばは白色。基部は球状に膨らみ、白い外被膜の残片が環状に並ぶ。イボは雨で落ちることがある。

タマゴタケモドキ
猛毒

橙黄~黄色系の滑らかな傘で、縁の溝はほぼない。ひだは白色。根元に白い袋状のつぼがある。つばは小さく、脱落して見えない場合もある。

見た目だけで食べない

色あせ、雨によるイボの脱落、幼菌や傷んだ個体は典型像から外れる。写真やこのカードだけでは安全な同定はできない。

もし食べてしまったら

症状を待たずに医療機関へ。残ったキノコや料理を捨てずに保管する。タマゴタケモドキは、食後6~24時間ほどして激しい下痢・嘔吐が現れ、数日後に重い肝障害へ進むことがある。

中毒110番(一般・24時間):大阪 072-727-2499 / つくば 029-852-9999